中越沖地震救援活動からの教訓

中越沖地震救援活動からの教訓
(危機管理能力を高めるために)

 中越沖地震救援活動を行い、その経験の中からあらためて必要な物やあった方がよい物などがありました。
 一般的な震災セット(水・懐中電灯・α米etc)は各家庭で常備しているので、それ以外の物などを紹介します。

1. カセットコンロ
   今回の中越沖地震で重要なアイテムとなりました。
柏崎市のガス配管は地中埋設になっており、震災により破損すると復旧にはかなりの時間が必要です。家庭でのプロパンはほとんどありません。
オール電化の住宅が増え、IHヒーターが主流となり、意外と備え付けしていない家庭がふえています。これは板橋区でも同様の事が言えます。
避難所まで足を運ぶことができないお年寄りや、乳幼児がいる家庭などでお湯が必要な場合は特に重要です。



2. 革製の手袋
軍手じゃだめなの?という意見もありそうですが、救援活動を行っているときにとても必要だと思いました。
家屋の外は震災によって落ちた窓ガラスだらけです。自宅の復旧にはまず安全な通路を確保しなければなりません。
このガラスの破片を片付けるには軍手ではとても危険です。
不規則に割れたガラス片はすぐに軍手を貫通します。
傷口からバイ菌が入るなど、二次災害予防の点からも革製の手袋が必要となります。
 そして家屋の中ですが、食器棚には突っ張り棒をしているから大丈夫だと思う人がほとんどでしょう。
しかし、大きな揺れがあると食器は棚のガラスを突き破り、見事に飛び出てきます。食器が落ちた床は、破損した棚のガラスと混ざり危険な状況になります。これらを片付けるためには軍手では危険なのです。
革製の手袋はホームセンターなどで500円程度の価格で売っています。


3. 土のう袋
   水害でもないのに?と思う人がいると思いますが、救援活動をしているとき、ガラス片を家庭にあるゴミ袋に入れるのですが、すぐに破けてしまい、とても危険でした。
一方、農家での復旧活動は土のう袋や麻製の袋があり、作業はスムーズに進みました。
家庭で土のう袋なんて、といわずに5袋くらいは用意しておきましょう。
震災で破損するものは、意外と先が鋭かったり重かったりします。
普通のゴミ袋では歯が立ちません。
こちらもホームセンターなどで売っています。



4. 防じんマスク
   普通のマスクではだめなの?と思うでしょう。
  家財の片付けは肉体労働です。多量の汗をかきますから、通常のマスクでは密着して汗でびしょ濡れになり、すぐにだめになります。
  20年近くも動かさなかったタンスを運ぶとき、タンスの裏はほこりと青カビだらけです。マスクは絶対に手放せません。
   このような状況では、半ドーム型をした作業用のマスクが通気性の面からも適しています。
  こちらもホームセンターなどで売っています。

写真:ドーム型防じんマスク(右側は活性炭入り)

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5. ポリタンク
   灯油を入れるためではありません。
  水道が復旧するまで、トイレを我慢しろというのは不可能です。
  かといって、ペットボトルの飲料用水を汚物流しのために使うのはもったいない。
  そんなときに、避難所で自衛隊が配給している水をキープするために  必要なのがポリタンクです。18リットル用を2~3つ用意しておくと便利です。
  今回の震災では量販店で奪い合いになるほどの人気商品になりました。
  東京ではその数が違いますから、かさばりますが事前の購入をすすめます。

※ 自家用車について
震災の後、幹線道路が復旧すると各家庭では自家用車を一斉に使うようになります。
ここで予想されるのが、燃料の奪い合いです。
給油をぎりぎりまで粘っていると、いざというときに困ります。
 また、避難所の共同生活になじめない人は車の中で生活しますから、
満タンとは言いませんが、ある程度の量を確保しておくと良いでしょう。

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